中国がチベットにこだわる理由

中国がなぜチベットにこだわるのだろうか。これについての記事を参照したい。


中国がチベットにこだわる訳
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080501-00000050-tsuka-cn
(5月1日19時0分配信 ツカサネット新聞)

中国のチベット自治区で住民たちの暴動が起き、大勢の人たちが怪我を負い、命を落としました。これらは中心都市ラサ、さらに四川省や青海省など、チベット人が多く暮らす地域です。

どうしてこんなことが起きたのでしょうか。

■チベットとは?
チベット自治区はインドやネパールに接する中国の南西部にあります。ヒマラヤ山脈など周りは高い山に囲まれ、人々が暮らす地域は、平均で4000メートルもの高地です。それ故、世界の屋根と呼ばれたりします。さらに、7世紀に広大な王国を建てています。チベットは独自の文化を持つ一民族なのです。

彼らは、チベット仏教を熱心に信じています。その首長がダライラマです。チベットの政教両権を握る最高権力者なのです。このダライラマとは「海のように深い知恵をもつ方」という意味の称号で、転生者が代々受け継いでいます。ダライ=大海(モンゴル語)、ラマ=ラマ教(チベット仏教)。

現在のダライラマは14世、4歳からダライラマになるための修行を積み、みなから尊敬されています。しかし今現在、ダライラマ14世はチベット自治区にはいません。


■チベット人の不満とは?
50年以上前、中国の人民解放軍により占領されました。(チベットはそもそも中国の一部と主張)
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改革の強制、漢民族の移住、中国の支配にチベットの不満は高まります。
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1959年、チベット人と中国の軍隊との間で大きな衝突が起きました。(チベット暴動)ダライラマ14世が中国政府に連れ去られるのではないかと心配した大勢の人たちが軍隊と対立したのです。
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ダライラマ14世は「自分がここにいると犠牲者がさらに増える」と考え、インドに脱出。そして、インドで亡命政府を樹立しました。
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中国政府の「チベット近代化」として、道路や鉄道が敷かれるなど開発が進みました。その一方で、大事な寺院は取り壊わされ、中国支配に反対する僧侶は収容されていきます。
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漢民族優位、経済格差の顕在化、チベット人への漢化が進められます。女性には強制的な結婚が行われ、拒否を続けるようならば裁判にかけられてしまうことになります。男性はこれらに抵抗すれば勿論のこと、ダライラマへの帰依が疑われるなどすれば、即刻政治犯として捕らえられてしまうのです。

ほんの些細なことで、捕らえられ処刑されてしまうのがチベットの現状です。ここに自由はありません。そして、暴動が起きるたび中国軍が出動してくるのです。とても平和的に暮らせません。


■ダライラマ14世
亡命したダライラマ14世は、チベット人自身による政治を認めるよう中国政府に求めてきました。さらにこのチベット解放に向けた闘争では、一貫して暴力に頼らないことを世界に訴えてきました。このことが評価され、1989年、ダライラマ14世はノーベル平和賞を受けています。

そして、日本での会見で次のように仰っていました。

「オリンピックを北京でやることは、初めから支持しています。」
「独立を望んでいるのではなく、自由が欲しいのだけなのです。」

変わり者だという印象でしたが、素晴らしい言葉に感銘を受けました。

この発言の何が素晴らしいか。

それは、チベットは自国領域だという中国の主張になんら反しないからです。言論の自由なり、地方自治なり、チベット人の自由を認めてあげるだけで暴動は収まるのです。わざわざ鎮圧する必要もありませんし、それによって非難を浴びることもありません。さっさと弾圧なぞ止めにして、仲良く付き合っていけばいいのです。万事解決です。

しかし中国政府は、ダライラマの主張は認めません。非暴力というのは嘘で、今回の暴動もダライラマが住民を煽って引き起こしたと非難しています。


■中国はなぜ、そうまでしてチベットにこだわるのか?
チベットは、世界でも有数の鉱山資源地域です。
中国内の鉱山資源事情は頭打ち状態にあり、なんとか確保したいと躍起です。しかし、強引な開発による土壌汚染も問題になっています。

そこで、チベット入植地に鉱山掘削施設を乱立させ、鉱山資源を手にしました。しかし、チベット人にその恩恵がもたらされる事は一切ありません。

中国は資源が欲しいがために、チベット民族を弾圧しているのです。資源を独り占めにし、チベット人に文句も言わせないようにしているのです。これが、チベット独立を頑なに拒否する本当の理由だと思います。

一体、どうすれば事態は良くなるのでしょうか?

人権は誰もが享有するもので、それが侵されているようなら皆で守ってあげなければなりません。もうすぐ日本にも聖火がやってきます。日本の意思をアピールするチャンスではあります。ただ行き過ぎた行動で、怪我人が出たり、恥を晒すようなことがなければいいのですが。日本人として、人として、正しい態度をとれているかどうか。自身に問い直してみます。



これについて寄せられたコメントから


□ チベットは台湾、内モンゴル、ウイグルと同じく、中国の一部であるという論理は今の中国の現政権だけでなく、中国人全員が持っている。
中国がチベットを手放さないのは鉱物資源だけではなく国民感情そのものがもはや一番大きい問題。
鉱物資源だけなら形だけ独立させ、日本の米軍のように軍を駐留させ、
間接支配して鉱物資源の採掘を行うだけだが、国民感情が一つの中国で固まっている現状では共産党もこれを覆せない。
なぜならそれでも手放すのなら、それは国民に中国の弱体化だと映り、政権転覆の要因になりかねないから。
これはロシアがソ連崩壊後、独立する国がでてきて、今の「強いロシア」を掲げるプーチンに圧倒的支持が集まるのと同じ国民感情。
この記事は浅いところまでしか理解できていない。


中国人には、中国は大国、偉大なる祖国と長らく教育されてきた。なので国が小さくなることには断固反対するのだ。台湾も中国、あげくの果てには沖縄も韓国もときりがない。
そのくせ、ろくに国家を管理できない無能さがある。三熱三冷とはまさに管理能力のがないことを示している。
中国にはまだに人身売買がまかり通っている、また一人っ子政策と男尊女卑の考えから男性人口は女性を上回るいびつな社会が形成されている。
中国が近代国家に生まれ変わりたいならば、一度、国家を解体する必要がある。


□ チベットにこだわる理由というのは、もちろん鉱山資源もあるだろうけどそれによって55あると言われている少数民族が一斉に蜂起したら国内の治安が保たれないという事情もある。

新疆ウイグル自治区(東ティモール)等、ここを「蟻の一穴」にして各地で反乱が起きることを最も恐れている。

でも、もはや中共の統率力は斜陽状態と言えるだけに、いずれは崩壊するような気がしてならない。
後世歴史を振り返ったとき、そのキッカケがこのチベットの蜂起だったとなりそうな気がする。
…というか、なってほしい。


□ 愛国心。聞こえがいいが自国だけがよければいいが裏腹にある。
たとえ他国・他人が不幸になっても。いまの中国はまさにその通り。


□ チベットにある鉱物資源を採り尽くした後、独立を認めるのだろう。
まさに吸血鬼。


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